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実物で学ぶ「建物の高耐久化」:大阪セミナー参加レポート

先日、大阪で行われた「実物大モックアップで学ぶ 耐久性向上のための施工実技セミナー」に参加してきました。

目的はひとつ。“建物を長持ちさせる、本当に良い施工とは何か”を、もう一度原点から見直すためです。

私たち北日本外装が日々取り組んでいるのは、単なる塗装やリフォームではなく、お客様の建物を次の世代まで守る仕事

そのために必要なのは、見た目の美しさよりも「中身の強さ」だと、ずっと思ってきました。

今回のセミナーでは、その考えを裏づけるような貴重な学びがたくさんありました。

 

実物大モックアップで気づく「納まりの大切さ」

このセミナーの一番の特徴は、やっぱり“実物で学べる”こと。

図面や座学ではなく、実際の建物と同じサイズのモックアップを使って、部材の取り合いや通気・防水の納まりを体感できるんです。

講師の方の指導を受けながら、実際に部材を組み立てていくと、ほんの少しのズレが水の流れや湿気の抜け方に大きく影響することがよく分かります。

「これくらいでいいだろう」では済まされない。

その“ほんの数ミリ”が、10年後、20年後の耐久性を大きく左右する。

そんな気づきを、手と目と体で実感できるセミナーでした。

専門家たちから学んだ「建物を長持ちさせる考え方」

登壇されたのは、JIO(日本住宅保証検査機構)の木村さん、田島ルーフィングの増田さん、旭トステム外装の中村さん・日根野さん、そして旭・デュポンの平岡さん。

それぞれの分野で多くの経験を持つプロの方々です。

印象的だったのは、ある講師の言葉――

「防水は“止める”だけじゃなく、“逃がす”ことも設計のうち」

要するに「雨仕舞い」の重要性ですね。

完全防水を目指すと、逆に湿気がこもって木材が傷むこともある。

だからこそ、気密・防水・排水のバランスが大事なんです。

建物は“生き物”。空気を流し、湿気を逃がしてあげることで、初めて長持ちするんだと改めて感じました。

北日本外装として取り組んでいくこと

今回の学びを、これからの現場でどう活かしていくか。

私たちは、次のような取り組みを強化していきます。

 

設計段階でのチェック体制の強化

外壁や屋根の通気・防水・納まりを、図面段階で細かく確認。

自社物件のテスト施工の導入

複雑な納まりや新工法の導入にあたっては、自社建物で事前検証してから本番施工へ。

職人・スタッフへの共有と教育

“なぜこの納まりが必要なのか”を全員で理解しながら施工する。

アフター点検の充実

建てて終わりではなく、数年後の状態まで見届ける。

 

“手間を惜しまないこと”。

それが最終的にお客様の安心につながり、結果的に建物の寿命を伸ばすことになる。

この当たり前のことを、これからも一つひとつ丁寧に積み重ねていきたいと思っています。

 

建物の寿命を伸ばすのは、技術だけじゃなく「想い」

今回のセミナーを通して感じたのは、高耐久化とは技術の話ではなく、想いの話だということ。

お客様の資産たるお宅を守りたい。地域の建物を長く残したい。

その気持ちがあるからこそ、私たちは学び続け、現場で工夫を重ねるんだと思います。

“幸せ色に塗りカエル”という言葉には、ただ塗装をするという意味だけでなく、

「建物も、そこに暮らす人の毎日も、より良く変えていく」という想いが込められています。

 

今回の大阪セミナーで得た気づきを胸に、

これからもお客様の安心と笑顔を守るために、より良い施工を追求していきます。

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