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盛岡市の古民家で学んだこと 〜JSHIホームインスペクション協会 現地調査実習

先日、JSHI(日本ホームインスペクション協会)主催の現地調査実習勉強会に参加してきました。

場所は盛岡市に残る明治時代竣工の古民家。

建物は鉄筋コンクリートと木造の混構造という、現在ではほとんど見られない類稀なもので、建築の歴史的価値を強く感じさせるものでした。

特に三階建ての蔵は圧巻で、古民家好きの方にとってはたまらない魅力を持った建造物だと思います。

今回の目的は、当社「雨漏り110番」としてのスキルアップ。

普段から雨漏りの調査・修繕に携わる私たちですが、古民家や歴史的建造物には現代建築とは異なる構造的特徴や劣化の傾向があります。

今回の調査は、そうした知識を実地で学ぶ非常に貴重な機会となりました。

明治期建築の特異性と劣化の現象

調査対象の建物は、鉄筋コンクリートと木造の複合構造になっており、当時の建築技術の先進性を物語っています。現在では考えられない施工方法や素材の組み合わせが随所に見られ、長い年月を経てどのように劣化が進行しているのかを観察できました。

例えば、木部の乾燥収縮や接合部の緩み、漆喰壁の剥離、サッシや建具周りからの雨水浸入跡など、現代住宅でも応用できるヒントが数多くありました。また、三階建て蔵の内部には独特の通風構造が備えられており、保存性を高めるための先人の工夫が見て取れました。

建築エキスパートによる多様な視点

今回の勉強会には、建築士、施工管理技士、大工、リフォーム専門家など、それぞれの分野で活躍する建築エキスパートが多数参加していました。

ある方は基礎構造の弱点について、別の方は屋根の納まりや雨仕舞いについてと、同じ建物を見ていても切り口は実に多彩です。

その多様な視点を共有することで、普段の業務では気づきにくい点に目を向けることができ、大変勉強になりました。

当社の活動への活かし方

北日本外装株式会社として「雨漏り110番」の活動を続ける中で、今回学んだことは大きな財産となります。

雨漏りの原因は単に屋根や外壁の劣化だけではなく、構造的な問題や歴史的な建物特有の納まりに起因することが少なくありません。

古民家や長寿命住宅の調査スキルを磨くことは、私たちの地域での役割をさらに高め、顧客に対してより安心できる提案を行う力になると感じています。

また、現場での調査手法やチェックポイント、赤外線カメラや水分計などの計測機器の使い方についても改めて確認することができました。

理論だけではなく、実際の建物を前にして検証することで、机上では得られない確かな感覚を得ることができました。

歴史を守り、未来につなぐ

今回の勉強会を通じて強く感じたのは、建物を守ることは単に雨漏りを止めること以上の意味を持つということです。

明治の時代から百年以上にわたって地域に佇む建物は、単なる器ではなく、街の歴史そのもの。そこに生きた人々の暮らしや文化を伝える貴重な存在です。

私たち建築に関わる者は、その歴史を大切にしながら、現代の技術で補強し、次の世代へとつないでいく使命を担っているのだと思います。

今回の学びを活かし、北国特有の厳しい気候条件に耐えうる施工技術をさらに磨き上げ、地域の皆さまの大切な資産を守るため、私たちは努力を続けていきます。

 

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